Written by Naoaki KURODA

【禁断の質問】あなたのイタリアンレストランは今めちゃくちゃ儲かっていますか?

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突然ですが、あなたのイタリアンレストランは今めちゃくちゃ儲かっていますか?

もしその答えが「はい。」であれば、大変すばらしいことです。

そして、この先を読んでもらう必要はないかも知れません。

しかし、答えが「うーん。」とか、「全然儲かってないなぁ。」とか、「売り上げが落ちてきてどうしたらいいかわからない。」というようなものでしたら、どうぞこの先を読み続けてください。

そうすれば、少なくともあなたの業績不振イタリアンレストランを上昇気流に乗せるためのいくつかのヒントは、見出すことができると思います。

 
この記事を書いている私は、大学でイタリア語を専門に学び、1980年代の終わりから2000年代の初めにかけて、イタリア国内に通算約15年間在住していました。

大学2年の冬休みに二十歳で初めてイタリアのフィレンツェに1ヵ月間語学留学しました。

その後、日本で大学の3年生を終えると同時に、国際ロータリー財団奨学生として1年間国立ローマ大学”La Sapienza”に留学することになり、日本の大学を1年間休学しました。

イタリアでの大学の年度が始まる前の2ヵ月間は、シエナの外国人大学でイタリア語の夏季研修も受け、その後ローマの語学学校でも約1ヵ月間語学研修を受けました。
 
さすがに貧乏留学生の分際で各地の高級レストランで美味しいものばかりを食べるという訳には行きませんでしたが、それでも安くておいしいレストランを探しては、友達たちと食事に出かけていました。

 
しかし、日本での大学卒業後、外務省の在外公館派遣員として在イタリア日本国大使館で勤務していた2年間は、まだイタリアの物価が今よりかなり安く、なおかつ円がリラに対して非常に強かったため、結果的にイタリア人の平均給与の約3~4倍の収入がありました。

その後、独立して始めたフリーランスの通訳業や、観光ガイド業の収入に至っては、幸運なことにイタリア人の平均給与の約5〜6倍程の収入がありました。

そしてそれらの収入は、ほぼ全て私のイタリアでの「経験」に惜しみなく「投資」されました。

「投資」?それとも「無駄遣い」?

実は私は最初からそうすると決めていました。

なぜなら、イタリアにいる間に経験することすべてが、将来のイタリア語通訳の仕事やイタリアでの通訳ガイドの仕事のレベルを上げて行くための糧になるに違いないと考えていたからでした。

この80年代後半から90年代半ばぐらいまでは、まさに日本がバブル景気に沸き、一大イタリアブームが巻き起こり、その後イタ飯が爆発的に広がり、名実ともにイタリア料理が日本でフランス料理と並ぶ2大西洋料理になって行った、イタリアにとってとても華々しい時代であり、イタリアに留学や仕事で在住していた我々にとっても非常に恵まれた時代でした。
 
そのため、イタリア在住中の私の行動原則は、「せっかくこの大好きな素晴らしい国イタリアにいるのだから、イタリアで素晴らしいと言われるものはなんでも見に行ってやろう、美味しいと言われるものは何でも食べに行ってやろう。」というものになりました。
 
その結果、イタリアにある、ありとあらゆる名所、史跡、建築物、美術館、博物館などを、仕事とプライベートで訪問しながら、イタリア中の美味しいと言われるレストランや、有名なレストランをリサーチして片っ端から食べに行きました。

それも合計15年間です。

 

それらの中には、大都市の中心街にある予約の取れない超有名レストランもあれば、片田舎の周りに何にもないような辺鄙な所にあるにも拘わらず、一歩扉を開けて中に入ると驚くほど上品で洗練されたレストランもありました。

日本では、イタリアンレストランでは必ずフルコースで食べなければならないという決まりはありませんが、イタリアでレストランに行く際は、イタリアの現地の習慣に沿って、基本的にはフルコースで食べていました。もちろんワインもたくさんの種類のものを一緒に飲みました。
 
通常はお昼か夜の1食をフルコースで食べていたことが多かったですが、昼食と夕食の1日2回、ダブルヘッダーでフルコースを食べたりすることもしばしばありました。
 
また、個人的に色々なところにたくさん行ったのはもちろんなのですが、仕事でVIPのお客様を接待するために設宴された素敵なところに行く機会にもたくさん恵まれました。
 
これらの「食」に関する経験を含むイタリア在住中に私が経験したしたものは、私が考えていた通り、その後のイタリア語の通訳・翻訳業や、イタリアと日本での通訳ガイド業を行う上で、大きな財産となりました。

 
そして、この度アリア株式会社では、新たな活動分野として、満を持してイタリアンレストランに特化したコンサルティング業務をスタートさせました。

通算15年にわたるイタリア在住歴、そして約30年にわたるプロのイタリア語通訳者として積み上げてきた膨大な知識と経験を、イタリアに特化したビジネスコンサルティングの世界で活かして行きたいと考えています。

そのひとつが、「イタリアンレストラン専門の飲食店コンサルティング」なのです。

しかし残念ながら私は、イタリアンのシェフ(料理人)でもなければソムリエでもありません。

「えーっ!?シェフでもソムリエでもない人がどうして飲食業のコンサルティングなんかできるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配は無用です。

なぜなら、基本的には私のコンサルティング業務の中では、具体的なレシピを提案したり、いま流行りの新進気鋭のワイナリーを次々ご紹介するというようなことは致しません。

 
つまり、日本のマーケット「戦略家」たちがこぞって作り上げたがる、新たな消費を生むためだけの「安っぽい新たな流行りの種」や、すぐに飽きられてしまう一過性の「目新しさ=ノヴィタ」の提案はありません。

さらに、私は中小企業診断士でもありません。

「えーっ!?中小企業診断士でもない人がどうして飲食業のコンサルティングなんかできるの?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご心配は無用です。

なぜなら、基本的には私のコンサルティング業務の中では、貸借対照表、損益計算書などの財務諸表やその他の経営に関する資料の分析をしたり、資金調達のために株式発行による増資の提案をするというようなことは致しません。

つまり、一般の中小企業診断士さんや税理士さんが専門にされているような仕事はそもそも私にはできませんし、また、するつもりも毛頭ありません。

「本物のイタリアニタ=本物のイタリア性」

私のコンサルティングの核心は、あくまでも「本物のイタリアニタ=本物のイタリア性」を大切にしながら、これまで数十年に亘ってイタリア国内と日本国内において蓄積してきたイタリアの社会と食文化に関する重層的な知識と豊富な実体験をベースにした具体的な項目別のアドバイスを通じて、ご依頼者様が理想とされている収益力のあるレストラン像にできるだけ近づけて行くためのお手伝いをさせて頂くことです。

 
少なくともこの「イタリアの社会と食文化に関する重層的な知識と実体験の豊富さ」においては、どこのレストランチェーン経営者にも、どこの日本人シェフにも、どこの日本人ソムリエにも、どこの中小企業診断士さんにも、そして、どこの税理士さんにも負けません。

前置きが長くなりました。本題に入りましょう。

現在、日本国内の外食産業市場は、3年に及ぶコロナ禍によって大きく遠のいた客足に加えて、ウクライナ戦争によって世界中でさまざまな原材料費が上がってしまった結果、消費者のコスパ意識はますますシビアなものとなり、財布のひもはますます固くなっています。

また、少子高齢化が年々進み、そもそも外食自体に興味が薄れ、特別な理由がなければ行かない人が増えた上に、コンビニやスーパーで十分安くて美味しいと感じるあまり、中食で済ませる人々も増えています。

つまり、外食産業も今後は本当に努力をしないと生き残っていけない時代になってきました。

これからは、適当な品質のものを適当な料金とサービスで出しているのでは、店舗の永続性は確保されない時代になり、お客様に選んでもらえる店舗づくりを常に意識しながら、さまざまな角度から改善を継続して行けるお店しか、生き残れないでしょう。

イタリアンレストラン専門コンサルタントをご存知ですか?

飲食店コンサルタントの種類と役割

飲食店コンサルタントは、業務内容などによって、「特化型コンサルタント」と「総合型コンサルタント」の二種類に分けられます。

アリアのコンサルティングは、あなたのお店に QSC と+α の付加価値を創出することに特化したイタリアンレストラン専門コンサルタントです。

QSCって何?

QSCとは、マクドナルドを買収して世界レベルの大企業にしたレイ・A・クロックが提唱した考え方で、「Quality(クオリティ)」「Service(サービス)」「Cleanliness(クリーンリネス)」の頭文字をとったものです。

アリアでは、これにあなたのお店独自の付加価値 +α を加えて行くことを目指す、「+α特化型コンサルティング」を行っています。

例えば…

  • QSC+Vであれば、VはValue(バリュー)
  • QSC+Hであれば、HはHospitality(ホスピタリティ)
  • QSC+Aであれば、AはAtmosphere(アトモスフェア)

では、あなたのお店独自の付加価値 +α は何でしょうか?

付加価値がないようなお店にはいずれ誰も来なくなる

このお店でしか楽しめない、もしくは得られない「何か」が無ければ、遅かれ早かれ人はわざわざ来なくなるでしょう。

特化型コンサルティング

アリアの+α 特化型コンサルティングは、特定の分野に特化したアドバイスを行います。

特定の分野や問題に特化して解決

「では、アリアにコンサルティングをお願いすると、実際何をしてくれるの?」という疑問を持たれていると思いますので、まず簡単にお話しすると下記のようになります。

  • 問題点の洗い出しと解決のお手伝いをします。
  • 弱点を補うための提案をします。
  • 調理や接客など細かい部分に着目してアドバイスを実施します。
  • 内側にいると気づきにくい職場の問題点について、客観的な視点から指摘します。

しかし、これでは少し抽象的過ぎると思いますので、次のパラグラフで、もう少し具体的にご説明しましょう。

何に特化しているコンサルタントなの?

アリアのイタリアンレストランコンサルティングは、以下の4つの活動に特化しています。

  1. コンセプトアドバイス

    ・コンセプトギャップを埋めるための外装、内装などの改善提案
     アリアでは、あなたの目指すイタリアンのお店のコンセプトを丁寧に伺った上で、最も効 果的な結果が得られるようコンセプトアドバイスを行います。
    ・ご依頼者様が理想とするコンセプトに合ったメニュー内容の改善提案

  2. 接客マンパワーを高めるマナー研修

    ・ヨーロピアンマナーの指導
    ・ヨーロピアンテーブルセッティングの指導
    ・ヨーロピアン接客法の指導

  3. 店舗内の生産効率を上げるためのトヨタ式5S改善活動指導

    ・動線の改善指導
    ・作業手順の改善指導
    ・役割分担改善指導

  4. 店舗内のアトモスフィアを向上させる営業研修

    ・CX(カスタマーエクスペリエンス:顧客経験価値)の理解と向上
     CXとは、「Sense(感覚的)」、「Feel(情緒的)」、「Think(知的)」、「Act(行 動、ライフスタイル)」、「Relate(社会的)」の5つに分類される感情的な価値の総計 によって
     もたらされるものです。
    ・イタリア語学研修
    ・メニュー表記改善指導

トヨタ生産方式とイタリアンレストラン

上記の③のコンサルティング業務の中には、奇異に思われるかもしれませんが、生産効率理論として世界中で提唱されているトヨタ生産システムの原理原則も組み込まれています。

トヨタ生産方式とは?

「はっ!?自動車製造とイタリアンレストラン経営なんか何も関係ないじゃない?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

経営的に強いイタリアンレストランを作り上げていくためには、自動車製造と同じように生産効率を上げると同時に、フェラーリやランボルギー二のような世界で最も洗練された車を創り出せる「イタリアンスピリット」とは何かを理解する必要があるのです。

 
「えっ!?でも単なるイタリア語通訳さんが、そもそも世界のトヨタ生産システムの神髄について話したり、自動車製造となんの関係もないレストラン運営に応用したりできるの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ご心配は無用です。

なぜなら、これまでプロのイタリア語通訳として、延べ100名以上のイタリアの企業経営者グループに対してトヨタ生産方式のビジネスセミナー通訳を行ってきただけでなく、従業員1000人以上のイタリアの自動車部品関連工場で丸1年間トヨタ生産方式による生産管理のプロフェッショナルエンジニア達の通訳を務めてきた実績があるからです。

私は、世界に誇れる生産効率理論に裏打ちされた現場での地道な行動の積み重ねと、真のイタリアンスピリットを食の舞台で融合させることができるのが、みなさんが経営されている日本のイタリアンレストランであると考えています。

アリアのビジネスコンサルティングのプロセス

アリアのビジネスコンサルティングは、下記のステップで行われます。

  1. ヒアリング
  2.  
    お店のコンセプトと現状、そして現在抱えている問題点について丁寧なヒアリングを行い ます。(ご相談料が発生します。)

  3. 現地調査
  4.  
    現地訪問調査の打ち合わせを行い、現地訪問調査を実施します。(調査費用が発生します。)

  5. 改善提案
  6. 改善アドバイスの事項のご提案を行います。(提案費用が発生します。)

  7. コンサルティング契約締結
  8.  
    コンサルティング契約書締結(契約報酬が発生します。)

  9. 現場での改善指導と研修
  10. 改善指導及び研修の実施(改善指導費用、研修費用が発生します。)

  11. PDCAサイクルの実施フォロー
  12.  
    PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を  取ったもので、ものごとを改善するための基本的なフレームワークです。(PDCA費用が 発生します。)

まとめ

アリアが提供するイタリアンレストラン専門ビジネスコンサルティングは、一般の中小企業診断士さんや税理士さんが提供されているものとは全く違う内容のものです。

通算15年に及ぶイタリアでの在住経験と、プロのイタリア語通訳としてトヨタ生産方式を学んで習得したさまざまな現場における生産効率改善の知識と、イタリア中のグルメレストランから街角の小さなロスティッチェリーア(Rosticceria)まで、おそらく数百店のお店に計数千回レベルで通い、見て食べて感じることによって学んだ本当のイタリアニタ(Italianità)=イタリア性に関する膨大な知識を2本の柱にしたアリア独自のコンサルティングは、あなたのイタリアンレストランの目指すコンセプトに合った独自性をもたらし、働いてくれる従業員には高効率の働きやすい職場を提供し、訪れてくれるお客様には、基本的なQSCの確保だけでなく、お店独自の+α の付加価値を生み出し、延いては、他店では得られないCX(カスタマーエクスペリエンス:顧客経験価値)を感じてくれて、リピーターとなってくれるに違いありません。

最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。

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どうぞ宜しくお願い致します。

なお、弊社のコンサルティングに関するご質問及びお見積のご依頼は、お気軽に下記までご連絡ください。

ご連絡をお待ちしております。

アリア株式会社
ビジネスコンサルティング事業部

info@ariajapan.com
ariajapan@gmail.com

携帯電話:090-3708-5018 クロダまで

筆者のプロフィール

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本物のイタリア語のプロ アリア株式会社

メール: info@ariajapan.com もしくは ariajapan@gmail.com
携帯電話:090-3708-5018

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