【自分ですぐできる】エアコンの簡単・効果的な掃除法【スプレーなし】
エアコンの掃除の方法がわからない人「最近エアコンの効きが悪くなったけど故障かな…。なんか最近エアコンの音がうるさくなってきてるなぁ…。なんかエアコンの掃除って難しそうだからお金がかかっても業者さんに頼んだ方がいいのかな…。一番簡単なエアコンの掃除の仕方を教えてください。」
こういった悩みに答えます。
本記事の内容
- 音がうるさく効きが悪くなったエアコンを掃除する3つの方法がわかります。
- 自分できる一番簡単なエアコンの掃除の仕方が分かります。【昨日実践済】
この記事を書いている私は、大学でイタリア語を学んだ後、これまでイタリアと日本で約1000件近いイタリア語通訳・翻訳案件をこなしてきたプロのイタリア語通訳ですので、エアコン掃除のプロでも電気屋さんでも全くありません。(笑)
しかし、長年手が付けられずに戸惑っていたエアコン内部の大掃除に昨日ひょんなことから取り掛かり大成功したので、少しでも皆さんの参考になればとても嬉しいです。
自分で掃除して大丈夫なの?
そもそもエアコンってそうじするものなの?いつ掃除するのがいいの?頻度は?
頻度はエアコンの音が気になったらもしくは効きが悪くなったらでしょうか?
答えは、自分でももちろんできますし、自分のためにも機械のためにもちょくちょく掃除はした方がいいです。
連日35℃を超える猛暑日が日本各地で観測され続けています。そして今年はコロナでステイホームなので、皆さん家にいる時間が長くなっていると思います。
外気温が40℃近くある中で正常に家の中で仕事や生活を行っていくためには、もはやエアコンの存在は特にこの超高温多湿の日本では欠かすことの出来ないものとなっています。
コロナ禍の前は昼間はオフィスに行ったり学校に行ったりしていたので、エアコンは特に夜や休日に家で使用していたと思いますが、今は朝から晩までほぼめいっぱいつけっぱなしになっているのではないでしょうか?
そして最近そのエアコンの音がうるさくなってきていることや、なんとなく効きが悪くなってきている感じがしてエアコンの温度設定をさらに1~2℃下げたりしている人もいるのではないかと思います。
こう書いている私がまさしくその一人です。【笑】
エアコンは大体部屋の隅の高いところに設置されています。つまり邪魔にならないところにひっそりと収まっています。
そして新しいエアコンや中がきれいなエアコンは音がほとんどしないため、なおさら目立たず静かにその仕事を黙々とこなして我々に快適な環境を提供し続けてくれています。
さらに悪いことに、エアコンで一番汚れる部分には大きなカバーがかかっているので、中が見えません。ですよね?
このため、なかなかエアコンのメンテナンスをするタイミングを見つけられないまま、どんどん月日が経ち、中のほこりやよごれが蓄積されていってしまいます。
その後、いよいよエアコンの音が気になり始めたり、効きが悪くなったりしてやっと外のカバーを開けることになります。
するとそこにはほこりが表面にたっぷり張り付いた取り外し式のフィルターが目に入ってきます。
「うわあぁー、大変だ!きたなーぃ!」と思い、そのフィルターをパカッと取り外してお風呂場か洗面台のシャワーでほこりを水で洗い流すとあっという間にきれいに流れ落ちます。
お水を使わなくても、ティッシュペーパーでゆっくりほこりをふき取るだけでもあっという間にきれいになります。
エアコンの外カバーを開いてからほこりを洗い流すもしくはふき取るまで約5分ですね。
日頃のメンテナンスはまあこれで良いと思います。
しかし、本題はここからなのです。
きれいになったフィルターを元の位置に取り付ける時に、フィルターの後ろにある金属製のコンデンサー部分のほこりが気になり始めます…。
「ここもきたないなぁー。」と気になり、みんなほこりを取ろうとしますが、アルミの幾重にも重なった薄い板と板の間に挟まっており、なかなかとれません。
「えぃ!」と一気に掃除機で吸おうとしてもほこりがなぜか簡単に吸い取れないだけでなく、それどころか掃除機の吸い込み先で大事なその薄いアルミの薄板を傷つけてグニャグニャに曲げてしまいます。
で、普通は諦めます。
「フィルターはほこりが全然なくなったんだからこれでいいっか。」、と。
実際エアコンをつけてみると掃除前より音は静かになり、エアコンもよく聴くようになったように感じますから、一件落着となります。というか、させますよね。
これを繰り返しているうちに、古いエアコンは、フィルターだけがかろうじてきれいに保たれてはいるが、それ以外の部分、特にあのコンデンサーの部分とその周辺にはどんどんほこりがたまっていきます。
そしてゆくゆくは取るべき選択肢が3つ出てきます。私のケースを踏まえて考えてみます。
- テレビで宣伝しているダスキンさんを呼んで、高圧洗浄機で徹底的にきれいにしてもらう。
- 壊れるまでそのまま放っておく。
- 自分で何とか掃除を試みる。
1.テレビで宣伝しているダスキンさんを呼んで、高圧洗浄機で徹底的にきれいにしてもらう。
もちろんエアコン掃除のプロのダスキンさんに頼んだら、問題は一気に解決ですね。
しかし、そこには料金の問題と人に来てもらうために室内そのものを片付けて掃除したり、置いてある家具などを別の場所に移動したりする必要が出てきます。
2.壊れるまでそのまま放っておく。
これが一番楽です。
もしエアコンが古すぎてもう買い替えようと思っているのであればこれも良い選択だと思います。
しかし、もしそうではない場合、まだ使えるエアコンを無駄にして買い換えることになりますから、コスパ的に考えたら一番コストが高くなる選択です。
そこで次に考えるのが、
3.「自分で掃除をする。」です。
ホームセンターなどに行くと便利そうなものを売っています。
そうです。エアコン掃除スプレーです。
「これならきっと簡単に自分でほこりを吹き飛ばしてきれいにできるぞ。」
実際わたしも意気込んで何年か前に購入しました。
が、まだすべて家に保管された状態のままです。
なぜ使わなかったのか?
「高圧洗浄機と違ってスプレー缶式だとあまりほこりを洗い流せないのではないか。」
「スプレーの中の液体がそこら中に垂れて下にあるものを汚してしまうもしくは壊してしまうのではないか。」
いや、「エアコンにももしかしてあまり良くないのかもしれない。このエアコン高かったし壊れたら困るな。」
などと色々考えているうちに、また何年かコンデンサーの汚れをさらに蓄積させることになりました。
そしていよいよ運命の昨日、エアコンの音と効きが気になったので、フィルターをいつものように掃除するために取りはずしました。
そしてフィルターを洗って元の位置につける時に、コンデンサーの上についているほこりにふと目が行き、ほこりを少しつまんでとってみました。
「あれ、冷たい!それにほこりがしっとり濡れている!」
その瞬間に、「もしかして!!」とひらめきました!
観光ガイドで年200日近く宿泊するホテルからかつて何度もらってきてはいたものの使わないまま放置されていた使い捨て歯ブラシを一本持ってきて、コンデンサーのアルミ板の隙間に歯ブラシの毛を垂直に入れてくるりと外に向けて回してみました。
するとあら不思議、隙間にびっしり張り付いていて掃除機でも吸えなく手やティッシュでもなかなか拭き取れなかったあのほこりが、全く周囲に飛び散ることもコンデンサーの金属フィンを傷めることもなく、すんなり完璧に歯ブラシに掻き取られて出てきたのです。
「うおぉぉー。これだー!」と“歯ブラシクルクル”を繰り返すこと約10分、あの積年のコンデンサーの表面のほこりは、たった10分でほぼ完全に取り除くことができました。
注:ちなみに上の写真も含めてすべて私の家のエアコンの写真ではありません。
念のため。(笑)
そしてエアコンはまるで新品のように見事によみがえりました。
コンデンサーの表面を掃除して気が付いたこと。
1.コンデンサー表面のほこりは少し湿らせてから取るとすぐとれる。(ほこりを湿らせるためには、掃除の前に少しの時間冷房に設定してエアコンを動かしておく。)
2.コンデンサーの表面にほこりがついていても、それは表面から見えている部分がそうなだけで、アルミ薄板の隙間と隙間の間の奥にはほとんどほこりやよごれはほとんどありません。
これでまたダスキンさんにお願いする機会は一旦遠のきましたが、またもし自分では解決できないようなエアコンのよごれの問題が出てきたら改めて検討させて頂きたいと思っています。
まとめ
という訳で、私が考える、「音がうるさくなってきて効きが悪くなってきたエアコンの掃除をする方法」は次の3つです。
1. 一番おすすめなのは、しばらくエアコンを冷房で作動させた後エアコンの電源を切り、安全のためコンセントを抜きます。
その後自分でフィルターを水洗いし、フィルターでとりきれずコンデンサーの部分に張り付いてしまったほこりを未使用の使い捨て歯ブラシなどで、コンデンサーの細い隙間に歯ブラシを垂直に入れてくるくる回しながらほこりを搔き取る。
2. エアコンの洗浄用スプレーをホームセンターやネットなどで購入して使用手順に従ってエアコン内部を洗浄する。
(もちろんこの場合は、エアコンの電源は切り、コンセントも抜いておくこと。そして清掃中の液だれを防ぐためにエアコン下部の養生をしておくことをお勧めします。)
3. あまりにもコンデンサー内部の汚れがひどく自分で手が付けられないような場合などは、やはりダスキンさんのようなプロの業者さんを呼んで高圧洗浄機で除菌も含めて徹底的に洗浄してもらうのが良いかもしれません。
まだ来週も35℃を超える残暑が連日続くようです。
大事な大事な我が家の陰の力持ちのエアコンさんが壊れる前に、歯ブラシをもって一度エアコンのカバーを開けることをおすすめします。